中小企業診断士の受験生は、まずその試験対策に悩むのではないでしょうか。
試験対策といえば主に、
- 市販のテキストを購入し独学で勉強する
- 学校・予備校に通学する
- 通信講座を利用する
があります。
このようにさまざまな中小企業診断士の資格取得サービスがある中から、あなたに適した対策方法を選択する必要があります。
中小企業診断士の試験は、出題範囲が膨大で、1次試験だけでなく2次試験まであります。
その分、合格するためには効率よく合格レベルの力を身に着けなければなりません。
コストを抑えて時間の都合がつけやすい独学を選択する人が多いと思います。しかし、「これ、独学でやるのは無理だな……」と限界を感じる方が多いのが事実です。
そこで中小企業診断士試験に合格するためには「効率よく合格レベルの力を身に着ける必要がある」という点を踏まえて、対策方法について紹介します。
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市販のテキストを使った独学では中小企業診断士合格への道は厳しい
なぜ独学での中小企業診断士試験の合格が難しいのか、明確な理由がわからないままでは、納得して別の勉強法に踏む出すことができない方も多いと思います。
また、独学への未練があるまま他の勉強法を選んでしまえば、最終的にどの勉強法も中途半端になりかねません。
そこで、中小企業診断士試験に合格するのに、なぜ独学だと困難なのか、1次試験・2次試験に分けて説明します。
1次試験は勉強範囲が広すぎる
中小企業診断士1次試験は7科目で構成されています。
7科目と聞いただけで「多すぎる…」と感じる方が多いと思います。もし、実感のわかない方がいれば、ご自身の経験に当てはめてみてください。
中学高校時代は定期試験で、国語、数学、英語、理科、社会の5科目があったと思います。
だれしも、その5教科だけで「間に合わない」「何から手をつけよう」と感じた経験があると思います。
10年以上も前の学生として定期試験で苦労したときと、今回も状況は似ているのではないでしょうか。
むしろ、中小企業診断士試験という「国家資格」を目指している状況なので、さらに厳しい状況に身を置かれているはずです。
実際に中小企業診断士試験の受験生からも、1次試験から「間に合わない」「何から勉強すればいいんだ…」という声が多く聞かれます。
そうならないためには、勉強方法以前に、勉強順、学習計画が非常に重要になってきます。
ただでさえ、膨大な範囲で頭の容量を超えてしまいそうな状況です。
学習効率とあなたにあった方法を考えながら、学習計画に沿った勉強を一人で行うことはできるでしょうか。
さらに、一つ一つの科目の専門性が高いことも独学が難しい大きな理由の一つです。
問題集によっては1科目あたり約100問掲載されており、それを解いて、さらに合格レベルまで理解を深めてやっと1科目を網羅できます。
あなたより知識に長けた人からの解説を聞くことができれば、その理解は深まるでしょう。
しかし、市販のテキストを使った独学は、問題演習から解説の理解まですべて一人で完結させる必要があります。
「わからないことがあれば納得するまで追求する」これは学習する上でとても大切なことです。
しかし、試験当日までに7科目を合格レベルの力にしなければならないという、時間との戦いもあります。そのような状況で「わからないことがあれば納得するまで追求する」ことは現実的とはいえません。
7科目もあれば、わからないまま放置される問題解説も多々出てくるでしょう。
そのような状況で、自信をもって中小企業診断士1次試験に臨むことはできるでしょうか。
2次試験の対策を立てるのが難しい
中小企業診断士2次試験は、4科目の筆記試験です。
1次試験について説明した際に、一人で解説まで深く理解する困難さについてお話ししました。
筆記試験で構成される2次試験では、より解説の理解が困難となることは予想できます。
さらに独学では、解説にたどり着く前の、解いた問題の答え合わせの段階から、正確に行うことができるか不安なところではないでしょうか。
キーワードがわかりやすく記載されており、採点をしやすく工夫されている問題集もありますが、「キーワードは入っているけど、文章全体のつながり、ニュアンスが少し違う気がする…」ということはよくあります。
このようなときは、誰の基準で採点すればいいのでしょうか。
教えてくれる人がいて、その人とコミュニケーションをとることができれば、
- 「文章をどのように直せば正答に近づくのか」
- 「細かい文章のつながりは採点に影響しないのか」
という部分まで、丁寧に解説してくれます。
ここが、独学とそうでない場合の大きな違いであり、差がつく部分です。
独学では理解の深さに限界があります。
筆記で構成される2次試験対策を独学で行うことは、1次試験対策よりも厳しい道となるでしょう。
ここまでで、独学で中小企業診断士試験の勉強をする難しさをお分かりいただけたと思います。
「独学で勉強しようと思っていたから、他の対策法なんて考えてなった……」
という方も多いはずです。
そこで、その他の対策方法である「学校・予備校への通学」「通信講座の利用」をおすすめする理由とともに紹介します。
学校・予備校、通信講座の活用で中小企業診断士一発合格へ
学校・予備校
学校・予備校の特徴は、周りの人と直接かかわりを持つことができる環境で勉強するということです。
その特徴を生かした、学校・予備校ならではのよさはたくさんあります。
その中でも、特におすすめするポイントを紹介します。
すぐに質問ができる
独学と通信講座にない強みは、すぐにその分野において知識豊富な人に質問ができることです。
勉強がはかどらなかったり、成績が思うように伸びなかったりする原因の一つは、「わからないことをそのままにする」ことです。
学校でも仕事でも「わからないことをそのままにするな」という言葉は何度も耳にしたことがあるのではないでしょうか。
実際に、成績が上がったり、仕事がはかどったりするのは、以前よりわからないことが少ないからです。
さらに、分からないことを後でいいと思い放置してしまえば、頭から忘れ去られてしまうことも少なくありません。
そして、また同じ問題が出てきても解けず、同じミスをくり返してしまいます。
また、基礎を理解できていない状態で、応用問題を解くことはできるでしょうか。
たった1回、分からないことを解決しなかっただけで、その先につながる多くの応用編への道も断たれてしまいます。
逆に、1つの疑問をその場で解決すれば、そのあとにつながる問題を解く力もつけることができます。
結果、分からないことを放置した受験生に比べて、すぐに疑問を解消した受験生は、1歩どころか、何十歩も先の知識を身に着けることができるのです。
だからこそ、分からないことをすぐに聞けるのは、他の受験生と差をつけるとても貴重な勉強環境ではないでしょうか。
周りに仲間の存在がある
学校・予備校は、先生だけでなく周りには中小企業診断士試験を受験する多くの仲間がいます。
独学でモチベーションの維持が難しいと感じる方はたくさんいます。
勉強に限らず、最初の勢いとモチベーションの高さで新しいことを始めたけど、結局モチベーションの維持ができず続かなかったという経験はないでしょうか。
一人でいるとどうしても、「少しくらいいいや」「今日くらいさぼっても明日から頑張れば…」という甘えが出てしまいます。
このようなさぼりたい気持ちはだれでもあり、仕方のないことです。
しかし、集団の中で自分だけさぼっていて、周りが頑張っていたらどうでしょう。
学校・予備校の同級生は仲間でもありますが、同じ試験を受験するライバルでもあります。
自分のライバルたちが頑張っている姿を見れば、「自分も頑張ろう」と気力がわき、少なからず焦りも出てくるはずです。
やる気がない人がいれば、やる気のある人がその姿を見せてモチベーションを高め合うことができるのが、周囲に仲間がいることで生み出される力です。
それだけでなく、みんなで教えあえることも学校・予備校の通学することの大きな強みです。
あなたにも得意分野、苦手分野があるように、周りも得意不得意があります。
教えあえる人の存在が身近にあるため、自分が苦手な分野は、先生より近い存在である人に教えてもらうことができます。
連絡先の交換をすることがあれば、学校・予備校から帰った後でも、質問ができる強い味方となります。
また、教える側にとってもいいことがあります。
あなたが得意科目を教える立場になることで、得意分野の知識をさらに深め、定着させることができるのです。
教えるという行為は、その内容を完全に理解していないできないことです。
人に教える時間を通して、得意科目の中でもあいまいな理解になっていた部分も見えてくることは多々あるでしょう。
そのため、仲間と教えあうことは教える側にも教えられる側にもとてもメリットの大きい試験対策の方法です。
そのような仲間の存在がある学校・予備校は、とても恵まれた環境ではないでしょうか。
中小企業診断士試験の合格率が比較的高い
そしてなんといっても1番の強みが、学校・予備校の過去の実績です。
受験者全体の中小企業診断士試験の合格率は
1次試験(令和3年)…36.4% 2次試験(令和3年)…18.3%
一発合格(令和3年)…6.6%
です。
(最近1次試験の合格率が上昇傾向のため、1次試験は20~40%と変動が大きいです。2次試験は、大きな変動なく18~20%を推移しています。
1次試験の合格率が上昇傾向のため、全体の合格率も上昇傾向です。平均的には、4~5%を推移しています。)
令和3年度をみると、1次試験は約3人に1人、2次試験は約5人に1人が合格していますが、両方の試験に一発合格できた人の割合に注目すると、合格率が大きく下がっています。
中小企業診断士試験はとても狭き門であることは事実ですが、この合格率は、全受験生のものです。
学校・予備校に通った受験生はどうでしょうか。
大手学校・予備校の1次試験と2次試験の一発合格率は約7~10%です。
7~10%という数字だけみると低く感じるかもしれません。
しかし、もともととても合格率の低い中小企業診断士の試験です。
100人中4~5人しか合格しない状況が、約2倍の7~10人の合格者に増えるということはとても大きな違いです。
そのような環境やレベルの高い受験生に囲まれて勉強することで、自信もついてくるのではないでしょうか。
ここまで、学校・予備校の特徴について紹介しました。
学校・予備校の選択次第では、市販のテキストで勉強した場合と費用の上乗せもほとんどなく、合格率が高く、学習環境が整った場所で勉強することができます。
環境・実績の両面をみると、学校・予備校は中小企業診断士試験に合格するために、とても協力的な環境を提供してくれる場所なのではないでしょうか。
通信講座
学校・予備校は、周りに同じ受験生や先生がいる環境で勉強できることが魅力でした。それに比べ通信講座は、身近にそのような人はいません。
その分、
- 「忙しいため、効率重視の勉強がしたい」
- 「解説を聞きたいけど、費用も抑えたい」
という人にとって魅力的な特徴を多くもっています。
ここからは、通信講座のおすすめポイントを特徴ごとに紹介します。
隙間時間を効率的に活用できる
まず一つ目は、「隙間時間の活用」がしやすいことです。
通信講座は、通学時間がなくて効率的なだけでなく、無駄にしてしまいがちな移動時間を勉強時間にかえることができます。
あなたの1日の生活を思い返してみてください。
毎日の移動時間、いつも家でテレビを見ている時間、あまり何をしていたか思い出せない無意識の時間……など、意外と動画講義を見る時間はたくさんあるのではないでしょうか。
もちろん、休憩も必要なので、今考えた時間すべてを勉強時間にする必要はありません。
しかし、あなたの日常生活の中で、効率的に勉強時間に変えられる時間はたくさんあることは覚えていてほしいです。
「塵も積もれば山となる」という言葉があるように、1日1時間でも、続ければ1か月で30時間になります。
今まで効率的に使えなかった時間が、1か月で30時間も中小企業診断士になるための勉強に使えるようになると思うと、通信講座がいかに効率重視の勉強方法であるかがわかります。
あなたのペースで学習を進められる
さらに、「自分のペースで学習を進められる」ことも大きな特徴の一つです。
「テキストも自分のペースで勉強できるじゃん」「講義聞く場所がどこでもいいだけじゃないの」
と思う方もいるでしょう。
実はこの点に関して、通信講座はテキストを使用した独学と学校・予備校への通学のいい所を集めてくれています。
通信講座は、先生からの解説を聞くことができるだけでなく、それを何度も巻き戻して自分の理解の速度のに合わせて勉強を進められます。
つまり、分からなかった解説をその場で納得するまで、何度も聞くことができるということです。
「自分のペースで学習しながら、理解を深めるためのサポートも受けられる」というのは、通信講座の大きな強みなのではないでしょうか。
コストパフォーマンスがいい
どの通信講座も基本的に、1次試験と2次試験に対応できる分の市販のテキストをそろえるのとあまり変わらないくらいの費用で受講できます。
その費用で、講義動画がついてきて、さらにその講義は、いつでも何度でも見ることができるため、通信講座はとても太っ腹な試験対策サービスといえます。
それだけではありません。
通信講座を始める前の悩みに「一人で計画的に勉強を進められるか」という声が多くあります。
通信講座は、そんな方にも安心して初めてもらえるよう、学習計画を立ててくれるサービスを提供しているものもあります。
今紹介しただけでも、合格までのサポート体制が整っており、とてもコストパフォーマンスがいいといえます。
しかし、紹介した以外にも、サービス提供元によってさまざまな独自のサポート体制が整えられています。
一人一人生活リズムや忙しさは違いますが、通信講座もたくさんの種類があるため、きっとあなたのための通信講座が見つかるはずです。
ここまでで、通信講座のおすすめする特徴をお分かりいただけたと思います。
「今の生活でなかなか時間がとることができないけど、中小企業診断士になるのはあきらめたくない」
という方は、あなたに最適な通信講座を選び、効率のよさを武器に、中小企業診断士試験の合格へ進んでいきましょう。
中小企業診断士試験おすすめの通信講座
中小企業診断士のおすすめ通信講座を紹介します。低価格帯でコストパフォーマンスに優れたものがおすすめで、高価格帯の講座は含まれていません。
診断士ゼミナール
・詳しい解説付きの過去問題集7年分
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・科目ごとの関係が明白な学習マップ
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まとめ
- 中小企業診断士試験は、市販のテキストを使った独学での合格は厳しい
- 学校・予備校は身近に受験生や先生の存在があり、周りの協力体制が整っている
- 通信講座は、時間も費用も効率重視の方に魅力的な勉強法
中小企業診断士試験の対策方法はたくさんありますが、どれを選ぶにしても「絶対に合格したい!!」という強い気持ちがないと勉強を続けていくことはできません。
「少しでもその気持ちを応援してくれそうなサポートはどれなのか」
勉強を楽しく進めていけるように、あなたに合った勉強方法を選び、たくさんサポートを使って、合格をつかみとりましょう。
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