中小企業診断士の試験は、1次試験7科目(マーク形式)、2次試験4科目(筆記形式)で構成されています。
マーク形式の1次試験終了から、筆記形式の2次試験の日程までは、約2.5か月と期間が短いため、効率的な準備が必要です。
この期間の短さから、
- 「筆記試験なのに、2.5か月で勉強なんてできない」
- 「1次試験の勉強もあるのに、2次試験の勉強もしないと…いつからはじめれば間に合うの」
と焦る中小企業診断士試験の受験生が多いのが事実です。
この過酷な日程の中でも、あなたは「中小企業診断士試験に一発で合格したい!」と思って記事を読んでいるのではないでしょうか。
そこで今回は、中小企業診断士試験に一発合格するために、
- 2次試験の準備を効率よく行う方法
- 2次試験の勉強をいつから始めればいいか
- 1次試験の勉強と2次試験の勉強のバランス
これらについて、おすすめの方法を紹介します。
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中小企業診断士試験 2次試験のおすすめ勉強法
中小企業診断士の2次試験をいつから勉強すればいいかについて、
結論は、「1次試験の勉強と並行させて勉強する」です。
もちろん、1次試験の勉強をはじめたばかりで、基礎的な知識がままならない状態で筆記形式の2次試験の問題に取り組むのは、無謀ともいえます。
まずは2次試験の勉強に入る前に、1次試験の勉強を進めながら2次試験につながる基礎知識を蓄えることが必要です。
そのため、「一通りそれぞれの科目の全体像を把握できたと感じた時期」が2次試験の対策をはじめるタイミングとなります。
1次試験の勉強をする際に、少しずつ完璧な範囲を増やしていく前に、まずは全体像を把握することを最優先にしましょう。
2次試験の対策開始時期を把握したら、次は1次試験と2次試験の勉強のバランスをとることが重要です。
そこで、1次試験の勉強の中にどのように2次試験対策を組み込んでいけばいいかを紹介します。
関連する1次試験科目の勉強に合わせて取り組む
次試験は「組織・人事」「マーケティング・流通」「生産・技術」「財務会計」の4科目から構成されます。
この4科目は、関連性がないように見えますが、出題者の意図は共通しています。2次試験では、
- 1次試験で確認した各科目の基礎的な知識を実践的に活用することができるか
- 回答をクライアントに説明するように、論理的に構築する能力があるか
を問われているのです。
論理的な文章の書き方はすぐに身に着くものではありません。ある程度のトレーニングが必要です。
実際に、中小企業診断士2次試験の合格者は、平均して60事例以上、多い人は100事例の問題を解いて、本番に臨んでいます。
また、1事例回答し、復習までするのに、3時間程度要するといわれています。これだけの時間を1次試験終了後、2次試験本番までの短い期間でこなすのは困難です。
そのため、1次試験の勉強で知識を蓄えながら、少しでも早い時期に科目全体を把握できるようにし2次試験の準備を始めることが重要です。週1回程度のペースでコツコツと筆記問題の練習をすることで、論理的な文章を組み立てる力を身に付けていきましょう。
2次試験の出題科目は、それぞれが1次試験科目と2次試験科目のつながりは以下の表のとおりです。
1次試験 | 2次試験 |
企業経営理論 | 組織・人事 |
運営管理 | マーケティング・流通 |
生産・技術 | |
財務会計 | 財務会計 |
このつながりを利用して、2次試験と関連のある1次試験科目を勉強しているときに少しでも多くの事例にふれ、論理的な文章で回答ができるようにトレーニングをしていきましょう。
暗記科目を勉強中に2次試験の勉強をアクセントにする
先ほどは、2次試験に関連のある1次試験科目を勉強するときの対策について紹介しました。
2次試験に関連の少ない、暗記科目を勉強しているときはどのように対策をとっていくといいのでしょうか。
そのおすすめの方法は「暗記科目の休憩として、2次試験の勉強をする」方法です。
「暗記ばかりをしていて、しばらく筆記対策をしていなかった…」となる前に、暗記科目の合間にも2次試験対策は続け、合間をあけすぎないようにしましょう。
先述しましたが、論理的思考はすぐには身に付かず、継続することで力となります。まさに「継続は力なり」です。
「暗記に集中しないなんて…」と思う方もいるでしょう。
しかし、この方法は効率的に勉強するためにもとても有効です。
まず、暗記科目と並行して、2次試験の勉強も続けることで、上記1次試験の理解科目である3科目の知識のアウトプットとなり、より定着させることができます。
また、脳の構造からも、受験者にやさしい勉強法といえます。
「暗記科目の休憩として」と紹介したことの意味はここにあります。
右脳と左脳という言葉はきいたことがあると思います。
右脳は、映像や音声を処理する働きをしています。テキストや映像授業でみた文字や映像、声も同じです。
暗記科目を勉強しているときは、たくさんの情報を右脳が処理して、知識としてとどめています。
左脳は、論理的に考える働きをしています。
これは2次試験の勉強でとても有効な働きであることがわかると思います。
筋肉に例えてみましょう。
- ずっと同じ筋肉を使っていると動きが遅くなります。
- その筋肉を休ませている間に別の筋肉を使ったトレーニングをする。
- 疲労していた筋肉が回復する。
このサイクルを脳で行っていると考えましょう。
暗記に疲れたときに、右脳を休ませながら、論理的思考も鍛えられるのです。
一石二鳥で、ここまで効率的な勉強方法はあるでしょうか。
このように少しずつ2次試験も加えた勉強を1次試験の直前(1~2か月前)までは継続していきましょう。
1次試験の勉強中に継続して2次試験の練習をしたあなたなら、1次試験直前の1~2か月は暗記に集中しても大丈夫です。
論理的思考も定着してきているはずです。
あなた自身を信じて、ラストスパートは暗記にすべての力を傾け、2次試験を受験するために、まずは1次試験合格をつかみましょう。
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まとめ
- 2次試験対策は、1次試験勉強と並行して進める
- 1次試験勉強中から週に1回のペースで筆記問題を解いて、解答方法になれる
- 暗記科目の合間に2次試験の勉強をし、継続して考える力を養う
中小企業診断士試験に一発合格するための効率のいい2次試験の対策法、
「いつから2次試験の勉強を開始し、1次試験の勉強とのバランスをどうとればいいか」
について紹介しました。
この記事を参考にして、知識と同時に着実に論理的な思考も鍛えていき、中小企業診断士試験一発合格の未来を、確かなものにしていきましょう。
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