中小企業診断士二次試験 模試開催8校のスケジュールと特徴を比較解説

中小企業診断士の独学勉強法

中小企業診断士の資格取得まであと半分!

難易度の高い一次試験を無事にクリアしたらすぐに二次試験が待っています。

これから勉強を始める為にスケジュールを組んでいると、「二次試験対策の模試って色んな開催校があってどこを受けて良いかわからない・・・。」

「二次試験対策を独学で勉強しているけどテキストだけでは客観的な採点がわからないので自分の回答がどの程度のできなのか心配」など不安や疑問が出てきますね。

また通信講座を受けている方でも、なかには試験問題の添削が含まれていない講座もあります。

ある程度の勉強をしたところで、今の自分のレベルが受験者の中でどのくらいなのか、など勉強を重ねる程模試が気になってきます。

一次試験はマークシート式の筆記試験、二次試験では記述式の筆記試験と様式が大きく異なる為「二次試験の模試は必要なのか?」「会場で受ける意味はあるのか?」などの疑問も出てきます。

そこで今回は中小企業診断士 二次試験のための模試について解説していきます。

低価格でオススメの中小企業診断士 通信講座

オススメNo.1:スタディング
全体を俯瞰できる学習マップが勉強に効果的。専用のスマホアプリで隙間時間を有効活用することで合格を!2023年度1次試験510名で、業界最大級!

オススメNo.2:アガルートアカデミー
人気上昇・合格者増加中!人数限定の添削あり2次試験対策も魅力。フルカラーのテキストと単元ごとの動画講義がわかりやすい!乗り換え・再利用などさまざまな割引制度も充実。
2025年向けの新規講座がリリース!!

オススメNo.3:診断士ゼミナール
コスパ抜群で、イラストが多くわかりやすい動画講義がおすすめ!ダウンロード可能で屋外でもギガを気にせず勉強できる。

中小企業診断士 一次試験から二次試験までの日程

さて、一次試験を無事に終えたらあっという間に二次試験の準備が始まります。

まずは二次試験までの日程を確認していきます。

<2022年度中小企業診断士試験 日程>

一次試験 試験日 8月6日(土)・7日(日)
一次試験 合格発表 9月6日(火)
二次試験 筆記 10月30日(日)
筆記試験 合格発表 2023年1月12日(木)
口述試験日 2023年1月22日(日)
合格発表 2023年2月1日(水)

2022年のケースでは一次試験の試験日から二次試験の筆記まで3ヶ月をきっています。

今まで、がむしゃらに一次試験対策をしてきましたが、気持ちを切り替えてすぐに二次試験の勉強を始めなければなりません。

まずは約3ヶ月間のスケジュールや目標を立てて勉強を進めていきましょう。

一次試験と二次試験では勉強方法も科目数も異なります。

また、期間が短いため、ある程度の予定や見通しを立てておくと勉強しやすくなります。

スケジュールを立てている中で二次試験の模試はどうするべきなのか、どのタイミングで受けるのか、などの疑問が出てくるのではないでしょうか?

中小企業診断士の二次試験対策に模試は必要なのか?

まず二次試験対策の準備として模試は受けたほうがいいのか、受けないほうがいいのか、悩みますね。

結論は、しっかり目的を持っている方には模試は必要ですが、目的が無く、なんとなく受けてみよう、という方には不要です。

その理由の一つとしては「時間がないから」です。

二次試験の勉強を始めて、約1ヶ月後から様々な予備校で公開模試が開催されます。

勉強が一通り終わる前に模試を受けた場合、自分の持っている力が100%発揮できません。

結果も納得いく点数に至らなかったとしても仕方ないことですが、どうしても点数が低かった場合気持ちも沈んでしまいます。

また、二次試験の筆記試験は記述式のため、答えが一つではありません。

なんとなく模試を受けた方がとてもいい点数だとしても、本番の結果がいい点数になるとは限りません。

逆に模試でとても点数が悪かったとしても本番で必ずしも点数が悪くなるとも限らないのです。

しかし、しっかり目的をもって挑めば得点は関係なく、模試の結果をしっかり受け止めて、模試の後の勉強も集中できますし、また気が引き締まって良い刺激になるはずです。

中小企業診断士二次試験の模試を受ける目的

模試を受けるにあたり、一番大切なのは目的をしっかり持つことです。

  • 模試の一日の流れを体験する
  • 会場の雰囲気を体感する
  • 自分のレベルがどのくらいなのかを知る
  • 初めて見る問題にしっかり対応できるかを確かめる
  • 自分の苦手な部分を確認する
  • 試験の予想問題を把握する

など、様々な目的があります。

一次試験のようなマークシート式の場合は、全ての目的がクリアできそうですが、二次試験のように記述式の場合は目的を間違えると模試を受けても無駄になってしまうこともあります。

例えば「試験の予想問題を把握する」という目的で模試を受けたとしても、二次試験は模試と同じ問題が出る可能性はかなり低いです。

そして記述式の為、答えが一つではないので例え似たような問題が出たとしても模試と本番では点数が異なります。

限られた時間の中で模試を有効利用するにはどのような目的をもって模試を受けるかがポイントです。

中小企業診断士 二次試験の模試開催校一覧

ここで2022年度 中小企業診断士 二次試験 模試の6つの開催校を一覧にしてまとめてみました。

今回比較した開催校は、

LEC、TAC、MMC、クレアール、AAS、資格の大原、KEC、TBC受験研究会

こちらの6校です。

開催校 開催日 申し込み日 場所 料金
LEC 9月4日(日) 8/15~ 会場 ¥7,700
7月12日(火)発送日 自宅 ¥7,700
TAC 8月25(木)発送日、9/6必着 8/15 自宅 ¥9,000
MMC 8月13日(土)

8月23日(金)

8月9月24日(土)

不明

申し込みボタン有

会場、自宅(ZOOM) ¥11,000
クレアール 9月18日(日) 申し込み不可 会場 ¥7,000
9月13(火)~9月19日(月) 自宅 ¥7,000
AAS 9月17日(土)、9月18(日) 記載なし 会場 ¥12,000
9月12日(月)発送日 自宅 ¥12,000
資格の大原 9月11日(日) 記載なし 会場 ¥7,300
9月7日(水)発送日 自宅 ¥7,300
KEC
東京/大阪
①10/1(土)
②10/8(土)
各会場各回20名まで 会場/自宅
(②はオンラインのみ)
一般:\24,750
コース:\19,800
TBC受験研究会 問題発送:8/1以降
提出締切:8/31
~8/24 自宅 \9,000

模試開催校の選び方

模試開催校の選び方を紹介します。

日程

各開催校、試験の日程が違うので、模試を受ける目的や勉強の進み具合に合わせて早めの日程にするか、遅めの日程にするかという選び方もあります。

会場か自宅か

開催校によって、会場で受けられたり、自宅で受けられたり、自宅で受けるがZOOMで会場と繋がっていて会場にいるような雰囲気を味わえたり、と色々な選択肢があります。

こちらも悩みますが、できれば会場で模試を受けた方が二次試験対策には適しています。

大勢の受験生の中で試験をすること、休憩時間の過ごし方など、1日を通して実際に試験の体感ができるのはとても大事なことです。

しかし自宅受験には、感染症の心配がなく、また万全な健康状態の日に受けることができるというメリットがあります。

採点方法やフォローバック

各社試験後のフォローバックや採点の仕方にもそれぞれの特徴があり、違いが出てきます。

試験後の解説方法等を見比べるのも選び方の一つです。

基本的には、どの講座も添削をしてもらえるようですが、実際にどの程度細かく見てもらえるかは講座次第です。

模試開催校ごとのフォローバックと特徴

各校ごとに模試の特徴、採点方法や解説の仕方をまとめました。

LEC l  成績表には設問ごとに出題の意図を表示。

自身が書いた論点が十分だったか、不足していたかも確認できる。

設問ごとの平均点も出している。

l  添削者間の採点のバラつきをなくすために、アドバイス表現の統一化を目的として作問講師が監修した「パターンメイド添削」に基づいて採点している。

l  解答冊子には「事例整理シート」「設問構造図」「構造解答へのアプローチ」でわかりやすく解説。

l  各事例の解説講義あり。後日「講評動画」を公開する。https://www.lec-jp.com/shindanshi/moshi/

TAC l  フォローバックが充実。「模範解答集」のほか「WEB解説講義」の無料配信や「質問メール」「問題・解答用紙のPDF」

l  受験者数全国最大級の公開模試。

「個人成績表」と受験生全体の得点分布がわかる「試験データ」により、自分の実力がどの位置にあるかを正確に把握できる。

l  TACの添削指導は解答を導く「考え方」や手堅く得点するための書き方など問題攻略をアドバイスしてくれる。

https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho/chusho_2jkoukai.html

MMC 受験は会場又はZOOM受験が可能。自宅にいながら会場の雰囲気を味わえる。

答案の返却は2週間後とスピード返却。

成績表は事例別得点の順位、設問別の得点。

財務事例では捨て問の見極めなども教えてくれる。

講師の解説・講評動画をアップ。

個別アドバイス付き

https://www.mmc-web.net/mogi.html

クレアール l  試験委員が徹底分析した本番レベルの出題。

l  添削~返却まで約3週間。

l  配信用教材 二次試験(問題冊子・解答用紙・解説集)

DL用教材 配本教材データをPDFでも提供。

解説講義 1事例60分×4事例

AAS l  AAS独自の採点システムを用いて、点数・ランキングを掲載した成績表。

「解答プロセス」と「戦略レベル」の視点から相対的に弱い項目を分析した資料を提供。

l  採点者を少数にして、採点基準を細かくしているので採点者によるブレを低くしている。

l  徹底した過去問分析をベースに作られた新作事例問題の質が好評。

https://www.aas-clover.com/custom/8081

資格の大原 l  2022年本試験のヤマを予想した大原の模試は最後の仕上げに最適。

l  全科目全項目別正解率付き

l  コンピュータ実力判定および成績表付き

l  インターネットによる「WEB解説講義」配信

各社、模試の採点においてバラつきがないように細かく採点項目を作ったり、試験後の講義をWEBで配信したりと予備校によって模試の特徴も変わってきます。

試験勉強の途中で受けた方が今後の勉強対策になる模試と、勉強を終えてから仕上げに受けたほうが良い模試もあります。それぞれの特徴とあなたの目的と照らし合わせて選んでみてください。

詳しい情報は各社のURLをクリックしてホームページを御覧ください。

MMCに関しては、添削が丁寧という声もありました!

模試を受ける注意点

模試を受ける際に気になる注意点を紹介します。

模試は何回受けたらいいのか?

試験の種類によって、模試は受けられるだけ受けた方がいい、という考え方もあります。

しかし中小企業診断士の二次試験においての模試は1回、もしくは2回受ければ十分です。

一次試験から二次試験までの日数があまりないのと、模試は一日がかりです。

模試を受ければ受けるほど、勉強の為の日数は削られます。

模試を何度も受けるよりも、過去問を1つでも多く勉強した方が合格への近道になります。

模試の採点が届いてからの勉強法

模試を受けてから採点が返却されるのは試験の約1ヶ月前です。

採点が届いてから復習に時間を費やしてしまうとあっという間に試験当日になってしまいます。

模試を受けると様々なフォローバックがついてくるのはとても嬉しいことですが、いつもの過去問の一つとして、復習にあまり時間をかけず、模試の結果にとらわれずに勉強を進めていって下さい。

中小企業診断士試験おすすめの通信講座

中小企業診断士のおすすめ通信講座を紹介します。低価格帯でコストパフォーマンスに優れたものがおすすめで、高価格帯の講座は含まれていません。

診断士ゼミナール

・アニメーション豊富でわかりやすい映像講義!
・詳しい解説付きの過去問題集7年分
・二次試験合格に必須の添削指導
・新しい暗記ツールの一次7科目穴埋めドリル
・合格お祝い金と3年間受講延長無料
診断士ゼミナールは、「徹底的にわかりやすく、飽きずに続けられる」ことを重点においた通信講座です。
動画教材は倍速再生が可能なダウンロード動画、いつでも視聴できます。
二次試験合格に必須の添削サービスや一次試験合格に有用な暗記ツールなどのサポートも充実しています。
他にも合格お祝い金制度などがあり、じっくり取り組む人にも、1年でのストレート合格を目指す人にもおすすめのサービスです。
2021年度一次試験合格率74.0%!(全体30%程度)
圧倒的低価格&受講しやすいダウンロード動画
サンプルテキストや映像講義はこちら
診断士ゼミナールの中小企業診断士講座を見てみる

スタディング(旧 通勤講座)

・隙間時間を有効活用できるストリーミング動画教材
・AIを使った学習サポートが充実!AI学習プランは魅力的
・科目ごとの関係が明白な学習マップ
・AIによる実力スコア判定で成長を実感できる
スタディングは、さまざまな資格取得に向けた通信講座が人気で、特にAIなど最新の技術を使ったサポートツールが魅力的です。
短期間で国家試験に合格した人の勉強法を研究し、隙間時間を有効活用できるようなカリキュラム、ツールが用意されています。
短時間で国家資格を合格した人の勉強法を徹底研究
隙間時間の活用できコスパ抜群の中小企業診断士講座
「動画講義・学習システム」の無料体験はこちら
スタディングの動画講義・学習システムの無料体験

まとめ

中小企業診断士二次試験の模試について解説しました。

一次試験から二次試験までの日程

  • 約3ヶ月間のスケジュールや目標をたてて勉強を進めていく。

二次試験対策に模試は必要なのか?

  • しっかり目的を持っている方には必要。
  • 目的がなく、受けてみよう、という方には不要。
  • (不要な理由)目的がないと試験の結果によって気持ちも勉強も左右されてしまう。
  • (必要な理由)目的をもっていれば模試の結果をしっかり受け止めて、模試後の勉強への良い刺激となる。

二次試験の模試を受ける目的

  • 模試を受けるにあたり、一番大切なのは目的をしっかり持つこと。
  • 限られた時間の中で、模試を有効利用するにはどのような目的をもって模試を受けるかがポイント。

模試開催校の選び方

  • 日程で選ぶ

目的や勉強の進み具合に合わせて開催日程で選ぶ。

  • 会場か自宅か

会場か自宅かの選択肢について、二次試験対策としては会場受験が適しているが、自宅受験では感染症の心配や万全な健康状態の日に受けることができるというメリットもある。

  • 採点方法やフォローバック

各社試験後のフォローバックや採点方法は違うので試験後のフォローもチェックして選択要素に入れる。

模試開催校のフォローバックと特徴

各社、模試の採点においてバラつきがないように細かく採点項目を作ったり、試験後の講義をWEBで配信したりと予備校によって模試の特徴がある。

試験勉強の途中で受けた方が今後の勉強対策になる模試と、勉強を終えてから仕上げに受けたほうが良い模試もある。

模試を受ける注意点

  • 中小企業診断士二次試験の模試を一回もしくは二回受ければ十分。

模試の採点が届いてからの勉強法

  • 採点が届いてからは復習に時間をかけすぎない
  • 模試の結果にとらわれない。

中小企業診断士 二次試験の模試において、一番大切なのは「目的をしっかりもつこと」でした。

模試の選び方は様々ありますので、こちらの記事を参考にしていただいて、ご自身にあった模試をぜひ受けてみて下さい。

こちらの記事では中小企業診断士 二次試験の模試を開催している6校をピックアップして比較しましたが、他にも開催している予備校や会社が沢山あります。

受験生が合格する為に各社必死で模試を作成していることは間違いないので、あなたが選んだ模試で精一杯挑めば必ず合格への近道になるはずです。

今回は2022年度の日程や予定で解説しました。2023年度以降も同じようなスケジュールと予想されますが、詳細は各社ホームページを御覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました